【用語】GPL vs LGPL

GPLLGPLってどう違うの?というのが気になったので、調べてみた。

http://bf109.seesaa.net/article/9267915.html
GPLというのは非常に単純化すると、コードの流用 改変は全く自由で正しその流用した元コードのライセンス条項をそのまま引き継がなければいけないという制約があります。たとえばGNU製のEmacselisp部分を流用して別のEmacs互換のエディタを作ったとしたら、その互換ソフトもGPLを適用しなければならないというわけです。またGPLで保護されたソフトウェアをその他のライセンスで保護されたソフトウェアと一緒に単一のパッケージで配布する場合、配布にあたって適用されるライセンスがGPLと非互換(条項が矛盾する)な場合は配布できないという制限もあります。

ではLGPLとは何かというと、コードの流用 改変 配布はGPLの同様自由なのですが、更にもう一つ自由が増えます。GPLのようにライセンスの伝染がないのです。ですがクレジット表示は必要で、誰の著作物で、元のコードはどこで配布されているかを明示しなければなりません。それさえクリアすれば配布にあたってもGPLのような制限は発生せず自由に利用できます。当然ながらこういったライセンス形態の場合、企業で利用されるケースもままあり、BSDライセンス同様自由度の高いライセンスとして人気があります。ただ単純にクレジット表示をすればよいだけの話なので負担は極々少ないです。